赤ちゃんを授かった時から気になるのは『産院選び』です。
特に「都内の人気病院は早い時点で分娩予約が埋まる」とネットに書いてあるので、焦る方が多いと思います。
産院選びに悩んでいる方や無痛分娩を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
この記事では【体験談】を①〜③のテーマに分けて書いてみました
①愛育病院を選んだ理由と実際入院しての感想(費用・特徴・食事など)
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こちらの記事では最初のテーマである
①愛育病院を選んだ理由と実際入院しての感想(費用・特徴・食事など)をご紹介します!
自分にあった産院を選ぶには
初診から産後まで、長い間お世話になる産婦人科。選び方が慎重になるのは当然です。
自分にあった産婦人科を選ぶために、自分の中で優先順位を決めておきましょう。
ママ
無痛分娩を行っている産院はたくさんありますが、その中でなぜ愛育病院を選んだのかご説明します!
愛育病院に決めた理由
重視したポイント
分娩方法が選べること 愛育病院のオンデマンド無痛分娩とは
私の場合、自然分娩も経験してみたいが痛みに耐えられるか不安…という気持ちを抱えていたところ、愛育病院のオンデマンド無痛分娩に出会いました。
ママ
オンデマンド無痛分娩とは
自然に陣痛が起こるのを待って、分娩が始まってから硬膜外麻酔を行う出産スタイルです。
当初は痛みの緩和(無痛分娩)を希望していなくても、陣痛や出産の進行により耐え難い痛みで出産が困難になった場合に、無痛分娩へフレキシブルに切り替えることができます。痛みに不安はあるものの自然に赤ちゃんが出てくるタイミングを待ちたい方や、分娩日を決めることに抵抗感のある方などに適しています。
引用元:愛育病院
愛育病院では自分にあった出産プランが選べるように様々な出産スタイルを実施しています。
ホームページで出産スタイル診断も行っています。気になる方はチェックしてみてください!
愛育病院の出産スタイル診断はこちら
無痛分娩が24時間365日対応であること
パパに「無痛分娩にするかも」と意思を伝えたところ…
無痛分娩てリスク(死亡事故、後遺症等)があるって聞いた事あるけど大丈夫なの???
私自身も心配なところではありました。
その不安を払拭するポイントとして
・24時間365日麻酔科の先生が常駐している
・無痛分娩の経験が豊富
・万一に備え、近隣の大学病院とも連携している
愛育病院は上記を全てクリアしています。
NICU(新生児特定集中治療室)がある
ママ
NICUとは
新生児集中治療管理室のことです。
早産や低体重で生まれた赤ちゃんや、出生後に何らかの治療を必要とする赤ちゃんのための施設です。
引用元:愛育病院
35才で初産。いわゆる”マル高”である。
友人(37歳の高齢出産)に早産(妊娠22週から37週未満)の経験をしたママからのお話。
出産て何が起こるかわからないよ〜!!!
いざという時の為にNICUがあったほうがいいかもよ!
経験があるママの言葉は重みがありました。
こんなところもポイント
・家から通いやすいこと
・個室代を加味しても比較的安いこと(後述します)
・病院内が綺麗なこと
・夜間は母子別室も対応可能なこと(後述します)
これだけ条件が揃っていたので、愛育病院にすることは即決しました。
産院の御三家と呼ばれる「愛育病院」の費用や特徴は?
一般的な病院で出産する場合と比べ、2倍以上の料金がかかると言われているセレブ出産。
その中でも東京の産婦人科御三家(愛育病院、聖路加病院、山王病院を指します)といわれる愛育病院の費用はどのくらいかかるのでしょうか。
愛育病院の基本情報
所在地は東京都港区芝浦(田町)です。
以前は港区南麻布にありました。※前の愛育病院は今では愛育クリニックとして運営されております。
愛育病院は1934年に昭和天皇から皇太子殿下誕生を祝しての御下賜金もとに設立された病院で、元々天皇家との縁が深いことで知られます。
費用
基本料金 | 740,000円~ | 正常分娩で5泊6日入院 大部屋(定員:4人) 食事込 |
麻酔分娩管理料 (麻酔分娩学級未受講者) | 250,000円 | |
麻酔分娩管理料 (麻酔分娩学級受講者) | 200,000円 | 麻酔分娩学級の参加費は別途2,000円 ※麻酔分娩学級は麻酔分娩(無痛分娩)を検討されているほとんどの方受講されています。麻酔分娩学級の参加体験はこちらで記述しています。 |
時間外手当 | 20,000円 | 時間外(平日17:00~翌8:30)、休日(土日祝日、年末年始、創立記念日)に分娩となった場合に加算。 ※2019年4月1日から適用 |
個室料金 (1泊) | 特室 (4室) 70,000円 | 洗面台、シャワー、トイレ、TV、冷蔵庫、ソファ |
個室1 (15室) 35,000円 | 洗面台、シャワー、トイレ、TV、冷蔵庫 | |
個室3 (13室) 20,000円 | 洗面台、TV、冷蔵庫 |
お部屋の選択は出産後に行います。希望したお部屋が埋まっている場合もあるそうですが、大部屋と個室のどちらにするかは事前に決めておきましょう。
大部屋と個室のメリット・デメリットを事前に確認しておきましょう!
ちなみに私は個室3にしました。
理由は、
面会に行く時に誰にも気兼ねなくゆっくり過ごしたいから個室してほしい!
と言うことでパパの意見を取り入れて私は個室にしました。
私自身シャワーとトイレを他のママと共有するの問題なかったので個室料金が一番お手頃な個室3にしたと言うわけです。
ママ
パパの言う通り個室にして良かった!
出産後はとにかくヘトヘト…他のママに気を使わずに自分のペースで過ごせました。
個室だと孤独を感じて不安になる事もありましたが、愛育病院は病室の他に新生児室内に授乳室が設けられていたのでそこで他のママとコミュニケーションを取ることが出来ました!
他の産院と比較すると
家から徒歩圏内、もしくはタクシーで10分程度の産院と比較してみたところ
【 基本料金 + 麻酔分娩管理料 + 個室料金 】
愛育病院 | 約110万円 |
産院A(徒歩圏内) | 約110万円 |
産院B(タクシーで10分) | 約115万円 |
ママ
他院と比べても金額に大差はありませんでした!
入院時の特徴
母子同室
愛育病院は基本的に母子同室です。
【母子同室とは】
緊急事態や何か事情がない限り、新生児は出来るだけお母さんと同室で過ごします。出産後は母子はトイレとシャワー以外は基本的にずっと一緒に過ごします。
【母子別室とは】
赤ちゃんは基本は新生児室で寝て、母乳の時間になったら助産師さんが部屋に連れてくるもしくは授乳室に行くというスタイルです。
ママ
母子同室を選ぶか、それとも母子別室を選ぶかで迷っているプレママさんもいるのではないでしょうか?
どちらを選ぶかで入院生活が大きく変わります!
しっかり確認しましょう!
母子同室・母子別室のメリット・デメリットを事前に確認しておきましょう!
母子同室の感想
はじめはゆっくり休みたいと思った事もありましたが、産まれたばかりの我が子はとにかく可愛らしくて四六時中見ていることが出来て幸せでした。
母子同室で大変な点は初産の場合、おむつがえや授乳、抱っこや泣いた時のあやしなどすべてが初めてで不安を感じることでした。ですが愛育病院の場合、ナースコールをするとすぐに看護師さんが駆け付けてくれて積極的に教えてくれたので、退院後の育児の予行練習になって良かったと思っています。
ママ
どうしても辛いときは新生児室に赤ちゃんを預かってもらうことも可能です。
私も一時間おきの授乳に疲れて少し睡眠時間が欲しい時に預かってもらいました。
お母さんも眠りたいときは、赤ちゃんを新生児室に連れてきてくださいね~。預かりますよ!
母子同室には向き不向きがあります。自分の適性にあった方を選びましょう。
母乳育児推進
愛育病院は基本的に母乳育児推進です。
最初の頃は母乳の量も安定していないので看護師さんがマッサージをしてくれたり、どれくらい赤ちゃんがミルクを飲んだか測ってくれたりします。
初めての母乳育児はうまくいかないことばかり…そんな時も看護師さんが上手にあげる方法を教えてくれます。
基本は母乳ですがミルクとの混合も行っています。
ママ
私は母乳の飲ませ方が下手でなかなか子供の体重が増えませんでした。お腹が空いているのか1時間おきに授乳…
そんな時にミルクをあげたりしていました!
授乳は自室もしくは新生児室でも出来ます。
看護師さんがたくさんいるので色んな方のアドバイスを受けながら授乳が出来ます。
ママ
新生児室で授乳しているママがとても多かったです!
自分と同じように頑張ってる姿を見て励まされたりしました。
母乳育児推進の感想
愛育病院の母乳指導はスパルタと聞いていました。
私個人としてはスパルタと言うよりも退院後に困らないようにしっかり教えてもらえて良かったと思っています。
母乳育児は思っていたよりも難しく、出産後でボロボロのママにとってはしんどいです。
ママの意向や体調優先で無理せずミルクとの混合育児も可能です。
食事について
体調管理を優先しているのでしょうね。
薄味でバランス良くという印象です。
さいごに
愛育病院で出産を考えている方は早めの分娩予約をおすすめします。
私は妊娠確認から愛育病院で受診しました。
妊娠確認の段階だと分娩予約が取りやすいと聞いたからです!
もしも分娩予約が取れなかった場合は、愛育病院の『産科オープン・セミオープンシステム』の利用を検討してみてはいかがでしょうか?
【オープンシステム】
妊婦健診は登録診療所を受診、陣痛が始まるまで診療所を受診します。分娩の際は愛育病院に入院し、登録診療所医師が愛育病院に来て分娩を扱います。
【セミオープンシステム】
妊婦健診は登録診療所を受診、妊娠34~36週以降は愛育病院を受診します。分娩の際は愛育病院に入院し、愛育病院の医師が分娩を扱います。
引用元:愛育病院
ママ
私の友人もセミオープンシステムを利用して愛育病院で出産しました!
妊婦検診は自宅近くのクリニック(登録診療所)で受診し、分娩は愛育病院で行ったそうです。
最後までこの記事を読んでいただきありがとうございます!
みなさんも、自分が納得&安心できるスタイルで、幸せなお産ができるように願っています!
(この記事は2018年9月入院時の体験談です)